フィリピンの警察にボラれそうになりました。

マガンダウマガ(フィリピンの挨拶)

 

今日はスービック滞在3日目ということで、食べ物や日用品を購入するためにホテルの近所に出かけてきました。

 

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お昼ごろにかけて出かけたんですけど、日差しが強っ!

さすが南国の国、甘く見てました。日中は出かけるもんじゃない。

とにかく日差しが日本のものとは違います。もちろん日焼け止めは必須だし、日傘も必要。たった10分歩いただけなのに、暑いし日差しが痛かった。

 

あと町を歩いていて困ったのが、フィリピンの交通事情。

 

スービックの道路は信号機がなくて、交差点にきたら一度止まって周囲を確認して、また進んでいく…

というよくわからないルールで車が走っています。

 

10分ほど歩き、ようやく目的地のショッピングモールが見えてきました。

交差点があり、そこにはフィリピン人の警察が立っています。

とりあえず向こう側に渡ろうとして道路を横断しようとした瞬間、

 

ピピピピピィーーーーー!

 

と笛のなる音が聞こえて振り返ると、そこには警察が怒った顔をして立っていました。

私は何が起こっているのか訳が分からず、とりあえずサングラスをかけた警察官に誘導されて、道路の端に戻りました。

 

痩せてスラリとした警察官と、その隣には少し太めの警察官がいて私に話しかけてきます。彼らはフィリピン訛りの英語で、以下のようなことを言ってきました。

 

ポリス「君は今歩行者が渡ってはいけない道路を渡ってしまった。なぜ渡ったの?」

私「ごめんなさい。知らなかったです」

ポリス「どこに行くの?」

私「ショッピングモールです」

ポリス「パスポートは持ってるか?」

私「いえ、ホテルにあります」

ポリス「持ってないのか。それじゃあこれから俺たちの事務所に行って、パスポートナンバーと名前を記入してもらう」

私「えっ」

ポリス「または、今ここで罰金2000円を払う。そうすれば事務所に行かなくていいよ」

 

私はそこで罰金の金額を考えて、あまりにも高すぎるのでこう言い放った。

 

私「そんなお金は持っていないので、事務所に行ってパスポートナンバーと名前を記入します。パスポートはホテルに行ってとってきますから」

 

するとポリスは私の反応が予想外だったのか急に慌てて

ポリス「2000円だよ、たった2000円払えば君はすぐに買い物に行けるんだよ」

と言ってきた。しかし私はすかさず

 

私「いやいいよ、事務所に行って記入するよ」

と答えた。すると奴らはあきらめの表情になり、2人で顔を見合わせ苦笑いした。

 

 私は事務所に行くのを待っていたのだが、奴らは急に態度を変え

 

ポリス「君どこから来たの?」

私「日本」

ポリス「日本なんだ。いいね。君可愛いね」

私「ありがとう(棒読み)」

そして、

ポリス「ライプイズショート、気をつけなさいね」

私「ライプ?ライプって何?」

ポリス「ライプ、ライプだよ。ライプは短い」

私「ああ、ライフ(人生)」

私「で?」

ポリス「ok ok 買い物に行っていいよ」

私「事務所行かなくていいの?」

ポリス「ああ大丈夫さ。今回は見逃してあげるよ」

私は内心絶対こいつらお金をぼったくろうとしたなと思いつつ、ありがとうと笑顔でその場を去った。

 

善良な一般市民を守るはずのポリスが、フィリピンではお金をぼったくろうとするなんて。いい加減すぎて、一体誰を信用したらいいのか分からないですね。

 

とりあえず今日は疲れたのでこの辺で。